2018年1月29日月曜日

気をつけるべき美容室の確定申告の為に、営業内容のチェックは、どうすれば良いかを、税務監査を受けた経験内容をお伝えします。その1

気をつけるべき美容室の確定申告の為に、営業内容のチェックは、どうすれば良いかを、税務監査を受けた経験内容をお伝えします。その1

 今から30年以上前の事です。
 
 年の瀬も押し迫った忙しい時期の事です。管轄の税務署から、一人の定年前位の、税務署監査員さんが来ました。

 帳簿は、商工会で販売している簡易帳簿で、毎日1枚づつはがして使うレポート用紙のようなものでした。そして、当店はすでに、領収書発行ができる、ポスレジに近いレジスターを使い、各メニュー管理ができるようになっていました。そもそも、このことが、全ての発端でした。

 さあドラマの始まりです。

 帳簿を見せて下さい。

 レジの管理はどうしていますか。

 なんで、記録用紙を、一日づつ切って帳簿に貼りつけているのですか?一日のレポートが出るのだから、切る必要はないでしょう?どうして切っているのですか?なんで鋏で綺麗に切っているのですか?

 ロール記録紙は、切ってはいけなかったのです。1巻そのまま使いきらねばならなかったのです。途中で破れた時は、破れ目を合わせて繋がなければならなかったのです。

 記録紙には、パーマ、ヘアダイ、シャンプー~~~項目が全て記録されています。

(税)ここの料金を教えて下さい。パーマの値段の違いは何ですか?

  (答)長さによる違いです。

(税)では、ここのお店のパーマの、それぞれのメニューの、平均使用量は?ショートだと、50ml位で出来るでしょう?

  (答)何てことを言われますか?そんなできません。海岸の潮風を受けた髪の毛は、パーマはかかりにくのです。しっかり、もたせるには、最低でも、80mlかそれ以上いります。それでないと、へたすれば、一度のシャンプーでパーマが落ちてしまいます。

(税)それでは、ここの其々の平均使用量を、教えて下さい。

   (答)スタッフの手加減によって、又経験年数によって変わりますから、はっきりとは・・・?

 ちょっと、帳簿を貸して下さい。持って帰ります。又来ます。と言いましたので、帰る時に今日のような、営業日に来ないで下さい。営業に支障をきたします。休日に来て下さい。と言いました。

次には、休業日に、来ました。そして言いました事は、各取引先の請求書1年分のコピーを税務署から取るように言われたと言って、速達郵送してもらって下さい。と言って帰りました。実はこの日、町内の全金融機関を回ってコピーを貰ったようです。

1週間後来ました。

(税)請求書のコピーきましたか?

  (答)どうぞ

と言って、開封せずに渡しました。受け取って帰りました。
ちょっと雑談したように思います。

1週間後来ました。

 帳簿を返してくれました。そして言いました。
(税)伝票が抜けていたよ。きちんと管理しなさい。請求書の、この商品は何に使いますか?と、全ての商品の用途を聞き、メモして帰りました。この日は特にパーマ液について詳しく聞いて帰りました。

 この時、全てを悟りました。何をどう調べていたのか、調べるのか・・・

 幸い帳簿は返してくれてましたので、次にくるまでの、1週間の間に、税務署員が、最初に手掛けた部分を総計算しました。仕入れと誤差がでました。けど、金額の算定基準のmlは、わかりません。が、イチかバチかの金額を決めました。

1週間後来ました。

 すみません。カクカクシカジカで、ちょっとポケット~万円ポケットしました。と言いました。

 (税)ウ~ム~万円か・・・まあワシが計算している金額にほぼ近いな。それでよしとしよう。でも、たたけばもっとあるだろう?自己申告してくれたから、認めましょう。と言って帰りました。

1週間後来ました。

 (税)追徴税の金額を持ってきました。3年さかのぼります。追徴税の計算するのに、パーマのお客様の髪の長さに関係なく1人メーカー標準使用量80mlで、算出した人数と、実際の記録紙に残っている人数との誤差で計算しました。ここの標準使用量がはっきり決まってなかったので。長さによる違いがはっきり解れば、それで計算できたのですが。

その後雑談しながら、帳簿づけに、自家消費もちゃんとつけなさいよ。個人でも、会社と同じように、事業主も専従者も給料管理にしなさい。その中で生活しなさい。

 今回は、自己申告してくれたから、ここまでで、終わりにします。と言って帰りました。

後日談

  追徴税は国税だけではありません。それに付随して、町県民税も、さかのぼって請求書がきました。想定外でした。当然と言えば当然の事ですが。

 当時母は、銀行に追徴税払うのに、お金貸してもらえるか?と相談に行くと、貯金で払いなさい。と言われました。税務署はちゃんと計算していたのです。国税と町県民税を払うと、貯蓄0になりました。

 又、監査に来た時期が時期でしたので、次の申告の前に税理士さんを通して、売上を上乗せしなさい。と言ってきたのです。冗談じゃないわと思い、税理士さんに言いました。

 あの監査の後、今年の分は、パーマ、毛染めとも、税務監査員さんの、調べたと思う内容を、確認しました。間違いありません。とお断りしました。

教訓

税理士さんは、こちらが提示した内容に基づいて計算するだけなので、内容は、しっかり自分が管理しないといけない。