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2018年1月31日水曜日

はじめての確定申告には、無料で使える経理ソフト弥生会計のクラウド型なら会計知識不要。経費は、レシート、領収書のスマホ写真やスキャンデーターで、記帳できる。マックも使える。

 初めて起業したり、副業で、そんなに売上はないけど、申告義務が発生し会計知識0の時、とりあえず申告しなきゃとあわてますね。そんな時は、Macでも使えるクラウド型の弥生会計を使ってみると良いかもしれませんね。

 とりあえずは、初年度無料の青色申告や、すべての機能が、ずっと無料の白色申告プランがあります。スマート取り込み機能があって、レシートのスキャンや、スマホ写真を取りこんでくれたり銀行データーも取り込んでくれるようですね。

 個人事業では、白色申告と青色申告があります。おおざっぱな違いは
白色申告は、①収入ー②必要経費ー③10万円(控除金額)=④残金(所得金額)の③が課税対象金額になります。

 青色申告は、①収入ー②必要経費ー③65万円(控除金額)=④残金(所得金額)となり、④が課税対象金額になります。

 但し、青色申告は、事前に税務署に届出をし、帳簿を整備し、備え付けなければなりません。又、家族に支払った給料も、青色申告専従者の届け出をすると、必要経費になります。

 白色申告は、収入と経費について管理する必要があります。

 一定の収入が見込める場合は、ちょっと手間がかかりますが、青色申告の方がお得ですね。できれば、税理士さんに相談することをおすすめします。

 申告書の作成提出は、税務署に行って教えてもらうあるいは、チェックしてもらうか、税務署まで行かなくても、商工会費の費用は発生しますが商工会に入れば、申告書の作成を手伝ってくれたり、チェックしたりして、商工会から電子申告してくれます。

 なお、平成25年から平成49年までは所得税の2.1%の復興所得税もあわせて納めることになっています。

 私は、パソコンにインストール型の弥生会計Pro14を使ってます。バージョンは古いのですが、消費税が8%になった時に買い替えて、そのまま使っています。

 弥生Pro95から3回めの買い替えです。2回目に買い替えた時、会計ソフトは毎年バージョンアップしますがそれは、申告に関する税制が毎年少しづつ改正されそれに対応するため毎年バージョンアップされます。

 しかし、税理さんにかかっていれば、その部分はクリアできるから、そうそうバージョンアップしなくて良い。と会計事務所の担当税理士さんに教えてもらったからです。ただ消費税が変わった時に、消費税の部分は%変更ができなかったので買い替えました。

 弥生会計Proは、個人から法人まで対応しています。補助元帳の機能があって、これを使えば、実に事細かに分類できるので非常に便利です。例えば、仕入れディーラー別に集計でき、ディーラー別に請求書と、入力ミスの入力忘れのチェックができます。

 弥生会計には、白色申告 青色申告 弥生会計 弥生会計Pro 給料計算 見積もり納品請求書 顧客管理等色々シリーズがあります。

 弥生会計で検索して、公式ページを訪問してみて下さい。体験版があります。(弥生会計公式ページのアドレスはhttps://www.yayoi-kk.co.jp/)

美容室の申告チェック記事 これだけは押さえておきたいチェック内容の記事です。


2018年1月30日火曜日

気をつけるべき美容室の確定申告の為に、営業内容のチェックは、どうすれば良いかを、税務監査を受けた経験内容をお伝えします。その2

気をつけるべき美容室の確定申告の為に、営業内容のチェックは、どうすれば良いかを、税務監査を受けた経験内容をお伝えします。その2

 税理士さんへ帳簿を持って行くまでの、手順を説明します。

 税理士さんは、私たちが持って行った、帳簿をもとに計算したり、アドバイスをしてくれる存在です。帳簿内容の責任は、こちらにあります。これを忘れないようにしましょう。

チェックしましょう。

1 売上のデーターの記録入力は、正確ですか

2 水道光熱費、電話、の記入もれは、ありませんか。領収書など、紛失していたら、電話で確認できます。経費ですので、しっかり記録しておきましょう。

3 請求書でどれが、パーマ剤かカラー剤かを、PとかCとかマークを決めてチェックしておきます。自分の為でもあるし、監査員さんがわかりやすいようにするためです。

4 パーマのメニュー内容によるその年のパーマ剤の平均使用料を考えて、パーマ売上全体での使用料を出します。そして、忘れない為に帳簿と一緒に保存しておきます。
前年繰越のパーマ剤+本年度仕入れパーマ剤ー棚卸で残っているパーマ剤を計算して間違いがないか、チェックしましょう。間違っていたら、原因を考えます。

5 ヘアカラー剤もパーマ剤同様に計算して、棚卸とチェックします。

6 スプレーなど、営業で使用した本数と売った本数に、矛盾がないか、、チェックします。

7 各社の請求書と伝票を照らし合わせます。伝票が足りなかったら無くしているので、請求書の金額を帳簿に記録入力しておきます。会計ソフトの仕入れ買掛金と請求書とぴったり合うようにしましょう。

美容師は、意外と伝票見ません。又請求書と照らし合わせもしません。

このときディーラーの間違いを発見することもありますよ。その時は、ディーラーに直してもらいましょう。

8 自分が使った店の商品、シャンプーヘアカラー剤や、パーマ剤等は、自家消費として記録しましょう。(税務署員さんからの指導)

9 生活費、や経費で落ちるものの、記録もれがないかチェックしましょう。

10 銀行の営業用貯金通帳の出し入れの記入漏れがないか、ローンがあればローンの記入もれがないかチェックします。

11 棚卸表を作成します。

 棚卸表に矛盾がないかチェックします。今年度仕入れてない商品と前年度繰り越し商品とに無い商品がありませんか?

 又、細かに分類できるソフトやレジを使用していたら、繰越に記録されている商品で、販売できる商品(例えばヘアスプレー)が記録上残っているはずの品が実際は無かったら、自家消費にしましょう。

 以上私が、申告時期にしている内容です。4&5はかなり面倒な作業です。

 しかし、この作業は、自己防衛になります。

 平均使用量がわかっていないと、メーカー標準で計算されます。ロング、セミロング、ロングロング皆ショートで計算されます。

 これらの作業は、自店の営業内容の再確認ができるので、キャンペーンをいつ打つか、内容は何にするかを、考える資料になります。

 最後に、昭和55年の監査後、56年の申告の時に、売上を水増しして計上せよ。と税務署から、税理士経由で、言ってきたのです

 冗談じゃない。税務署員さんの調べた内容は、しっかり、計算して、間違いありません。と言ってお断りしました。

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2018年1月29日月曜日

気をつけるべき美容室の確定申告の為に、営業内容のチェックは、どうすれば良いかを、税務監査を受けた経験内容をお伝えします。その1

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 今から30年以上前の事です。
 
 年の瀬も押し迫った忙しい時期の事です。管轄の税務署から、一人の定年前位の、税務署監査員さんが来ました。

 帳簿は、商工会で販売している簡易帳簿で、毎日1枚づつはがして使うレポート用紙のようなものでした。そして、当店はすでに、領収書発行ができる、ポスレジに近いレジスターを使い、各メニュー管理ができるようになっていました。そもそも、このことが、全ての発端でした。

 さあドラマの始まりです。

 帳簿を見せて下さい。

 レジの管理はどうしていますか。

 なんで、記録用紙を、一日づつ切って帳簿に貼りつけているのですか?一日のレポートが出るのだから、切る必要はないでしょう?どうして切っているのですか?なんで鋏で綺麗に切っているのですか?

 ロール記録紙は、切ってはいけなかったのです。1巻そのまま使いきらねばならなかったのです。途中で破れた時は、破れ目を合わせて繋がなければならなかったのです。

 記録紙には、パーマ、ヘアダイ、シャンプー~~~項目が全て記録されています。

(税)ここの料金を教えて下さい。パーマの値段の違いは何ですか?

  (答)長さによる違いです。

(税)では、ここのお店のパーマの、それぞれのメニューの、平均使用量は?ショートだと、50ml位で出来るでしょう?

  (答)何てことを言われますか?そんなできません。海岸の潮風を受けた髪の毛は、パーマはかかりにくのです。しっかり、もたせるには、最低でも、80mlかそれ以上いります。それでないと、へたすれば、一度のシャンプーでパーマが落ちてしまいます。

(税)それでは、ここの其々の平均使用量を、教えて下さい。

   (答)スタッフの手加減によって、又経験年数によって変わりますから、はっきりとは・・・?

 ちょっと、帳簿を貸して下さい。持って帰ります。又来ます。と言いましたので、帰る時に今日のような、営業日に来ないで下さい。営業に支障をきたします。休日に来て下さい。と言いました。

次には、休業日に、来ました。そして言いました事は、各取引先の請求書1年分のコピーを税務署から取るように言われたと言って、速達郵送してもらって下さい。と言って帰りました。実はこの日、町内の全金融機関を回ってコピーを貰ったようです。

1週間後来ました。

(税)請求書のコピーきましたか?

  (答)どうぞ

と言って、開封せずに渡しました。受け取って帰りました。
ちょっと雑談したように思います。

1週間後来ました。

 帳簿を返してくれました。そして言いました。
(税)伝票が抜けていたよ。きちんと管理しなさい。請求書の、この商品は何に使いますか?と、全ての商品の用途を聞き、メモして帰りました。この日は特にパーマ液について詳しく聞いて帰りました。

 この時、全てを悟りました。何をどう調べていたのか、調べるのか・・・

 幸い帳簿は返してくれてましたので、次にくるまでの、1週間の間に、税務署員が、最初に手掛けた部分を総計算しました。仕入れと誤差がでました。けど、金額の算定基準のmlは、わかりません。が、イチかバチかの金額を決めました。

1週間後来ました。

 すみません。カクカクシカジカで、ちょっとポケット~万円ポケットしました。と言いました。

 (税)ウ~ム~万円か・・・まあワシが計算している金額にほぼ近いな。それでよしとしよう。でも、たたけばもっとあるだろう?自己申告してくれたから、認めましょう。と言って帰りました。

1週間後来ました。

 (税)追徴税の金額を持ってきました。3年さかのぼります。追徴税の計算するのに、パーマのお客様の髪の長さに関係なく1人メーカー標準使用量80mlで、算出した人数と、実際の記録紙に残っている人数との誤差で計算しました。ここの標準使用量がはっきり決まってなかったので。長さによる違いがはっきり解れば、それで計算できたのですが。

その後雑談しながら、帳簿づけに、自家消費もちゃんとつけなさいよ。個人でも、会社と同じように、事業主も専従者も給料管理にしなさい。その中で生活しなさい。

 今回は、自己申告してくれたから、ここまでで、終わりにします。と言って帰りました。

後日談

  追徴税は国税だけではありません。それに付随して、町県民税も、さかのぼって請求書がきました。想定外でした。当然と言えば当然の事ですが。

 当時母は、銀行に追徴税払うのに、お金貸してもらえるか?と相談に行くと、貯金で払いなさい。と言われました。税務署はちゃんと計算していたのです。国税と町県民税を払うと、貯蓄0になりました。

 又、監査に来た時期が時期でしたので、次の申告の前に税理士さんを通して、売上を上乗せしなさい。と言ってきたのです。冗談じゃないわと思い、税理士さんに言いました。

 あの監査の後、今年の分は、パーマ、毛染めとも、税務監査員さんの、調べたと思う内容を、確認しました。間違いありません。とお断りしました。

教訓

税理士さんは、こちらが提示した内容に基づいて計算するだけなので、内容は、しっかり自分が管理しないといけない。